COLUMN
那須の工芸・雑貨|旅の記憶を使う形で持ち帰る
旅のお土産というと食べ物を思い浮かべますが、長く手元に残る工芸品や雑貨にも別の魅力があります。毎日使う小物、部屋に置く飾り、手ざわりを楽しむ布製品。日常の中でふと目に入るたびに、訪ねた土地の空気を思い出せるのが、手仕事のお土産です。
黒羽に受け継がれる藍の色
大田原市の黒羽には、「黒羽藍染」という伝統的な染めの文化があります。その歴史は江戸時代の文化・文政期にさかのぼると伝えられ、現在も手仕事の品がつくられています。藍の色合いや模様を見比べ、実際の品ぞろいや手入れ方法を作り手に確かめながら選ぶのも楽しみです。
那須高原では、つくり手に触れる
「道の駅 那須高原友愛の森」の工芸館では、地元工芸士による作品の展示販売や、工芸体験が案内されています。完成品を選ぶだけでなく、制作の背景や素材の扱い方を知ることで、品物への親しみが深まります。体験の実施内容や予約条件は変更されることがあるため、訪問前に確認しましょう。
飾るより、使うことを考える
工芸品は「那須らしいから」という理由に加えて、日々の暮らしに無理なくなじむかどうかで選ぶと、長く付き合える一品になります。布製品なら手入れ方法、木や陶器の品なら扱い方を確認しておくと安心です。箱にしまっておく記念品も素敵ですが、毎日の暮らしの中で使えるお土産は、旅の思い出を少しずつ育ててくれます。